>>263
勝鬨橋の解説に良く書いてある、二千六百年記念云々はこじ付けなんだけどね。着工年度を見ればわかるけど。
もともと昭和三年の都市計画事業で橋を架けることになっていて、着工後にシナ事変の鉄材統制で遅れに遅れて完成が昭和十五年になっただけ。
東京での二千六百年記念での大規模土木工事は、皇居外苑から馬場先門の整備工事ぐらいかな。
銀杏並木を日本風のツツジに変えて、外堀通りの渋滞緩和用に今ある外苑を抜ける道路を作った。

全国的には橿原市や宮崎市といった神懸りな地域で二千六百年記念の大規模整備が行われているが、それ以外の都市計画事業では
セメントや鉄材統制で昭和十五年前後には全国的に建設工事は停滞状態になってるよ。軍需に回してます。
作りかけで工事中断した大ビルや橋脚だけの橋が各地に散見され、目玉の橿原神宮外苑の舗装も中止。そんな二千六百年です。

まあこの映画に近代的な構造物が出てきても、それはミスではなくて昭和十年代を調べあげた
監督やスタッフの考証の賜物だと思ってやってください。