雨の中、『好人好日』と『大根と人参』みてきました。入りはイマイチ。
『好人〜』は、もう一歩でかなり笑えるのに、という感じで、ちょっと
モタモタ。それでも変人に添い遂げる淡島千景の奥さんぶりがいい。鉛
筆書きのオープニングから始まって、勲章泥棒含め、全編楽しめました。
しかし、本作でアクティブな岩下志麻が終盤ちょっと泣くシーンはかな
り残酷。それでも、きれいなおべべで嫁に行けたからいいか。
『大根〜』は序盤あたりまで楽しめたが、あとはしんどかった。「ザマ
ーミロ」に場内は沸いたけど・・・。長門に終始馴染めず。
小津はどういった映画にしたのだろう。別腹の娘のエピソードにもっと
重点を置いたのか。これが「記念」映画だったら、当時は怒った人もい
ただろう。難しいな。片っ端から、何が何でも「再発見」されるわけで
もないだろうから。