坂井三郎が水木しげるに「戦記ものは勝たなきゃダメなんです」とアドバイスしたというアレだね。

伊藤俊也の『プライド』を「普段から投げていないのにいきなりマウンドに立って豪速球を投げようとしても投げることができない」と評していたね。
それはそれで当たっていると思うんだが、この人も『仁義なき戦い』で息切れしてそのまま終わってしまった観がある。
80年代の東映作品の看板脚本家といえば高田宏治だろうな。
次は神波史男かな。
この人の戦争ものは実録時代の作品と比べると綺麗事すぎる。
広島死闘篇みたいな終わりかたの戦争ものがあったらおもしろかっただろうに。
いまは『仁義なき戦い』の「神話」と内幕暴露のエッセイで過大評価されている時期じゃないかな?