光速度一定の原理は自然には絶対座標、つまり静止、始まりが存在しないことを示します。
静止が存在しないのならば自然は運動するエネルギーの濃淡です。
自然は運動するエネルギーの濃淡の親和反撥の過程というのが量子力学の理解ですが、この原理はこの自然観を裏付けます。
ワインバークグループは宇宙の始まりを特定しようと三十年ほど前から研究していますが未だ果たせていません。
科学者は物理としての死を特定できていません。
エネルギー保存則は物理としての生滅を否定しています。
わたしたちが生死というのは物理状態の遷移であり物理は生滅しません。

地動説は大地は静止て見えるが運動していることを明らかにしました。
つまり自然科学は静止で運動を規定しますが静止は存在しないことを示します。
また生滅するというのは物理の状態の遷移であり物理自体は生滅しません。
地球は丸いと認識しますが〈此処〉からは存在しません。
ここから地球外と指示することはできません。
形で認識しますが自然は濃淡の海です。