細胞を構成する成分、および機能分担を考慮すると、たんぱく質の摂取を増やすと
細胞のダメージ増加にある程度対応できるように思われる
細胞内の小器官補修、DNA補修にはATPが必要なのと、それらを促進する物質
DNAからRNAへの転写を促進するものや、生体内でたんぱく質合成に使われる酵素類

ビタミン類は生体内の化学反応の触媒として働く(酵素のように)
細胞死が増えるのであれば、葉酸、亜鉛、ビオチン、ナイアシン、ビタミンB12
DNA補修や細胞内小器官補修に、葉酸、亜鉛、ビオチン、ナイアシン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6
細胞膜の補修に、ビタミンB6
→これらだけ多くても、素材となるたんぱく質、不飽和脂肪酸が不足したら意味がない

あとは抗酸化作用で、βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール類
たんぱく質の摂取量を増やした分、カルシウムも増やしたほうがよいらしい
βカロテンは必要になればビタミンAになって免疫系の仕事もする優れもの
※ビタミンAとして大量摂取すると副作用が報告されている

サプリを使っている人は、摂取しすぎに注意が必要(葉酸、ナイアシン、ビタミンB6等)
食事のみからという人は、特定の栄養素を摂取しすぎということにはめったにならない

ビオチンやパントテン酸など通常は不足しないと考えられている
いろいろな食物にまんべんなく含まれる栄養素だが、それ故に放射能汚染された場合に
不足するのはこういった栄養素の可能性も出てくると思う

汚染地域で得られた食物は栄養素が減少している可能性
昔から病気の家畜は食肉にしない、体に良くないと歴史を通じて知られているからだ
現時点での住民の体調は、家畜の状況を推察する参考になるだろう