>>360 >過剰生成された NADH の消費がどこで行われるか

http://kanri.nkdesk.com/naika/alcohol.php
グリセルアルデヒド-3-リン酸→1,3-ビスホスホグリセリン酸(解糖系初期)
ピルビン酸→アセチルCoA(解糖系初期)
イソクエン酸→α-ケトグルタル酸(TCA回路)
α-ケトグルタル酸→スクシニルCoA(TCA回路)
リンゴ酸→オキサロ酢酸(TCA回路)
乳酸→ピルビン酸(糖新生)
グリセロール-3-リン酸→ジヒドロキシアセトンリン酸(糖新生)
アシルCoA→アセチルCoA(β酸化)(この反応にはFAD+も必要)
ソルビトール→フルクトース(ポリオール経路)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A3%B2%E9%85%92%E3%81%AE%E5%8C%96%E5%AD%A6
通常アセチルCoAはTCA回路に供給され、オキサロ酢酸と共にクエン酸に転化され、CO2とH2Oに分解されるのである。
がしかし、前述のアルコールデヒドロゲナーゼとアルデヒドデヒドロゲナーゼとが大量に生成したNADPHによって肝臓ミトコンドリアTCA回路の活性は低下する(TCAサイクル自身もNADPからNADPHを生産するのでNADPが枯渇すると回転できなくなる)。
その結果、グリセリン合成と(NADPHを消費する)脂肪酸の合成が亢進する。
言い換えると、大量の飲酒は中性脂肪に転化される。