放射性カリウムが毒か否かという話であれば、内部被曝の影響はあるはずなので
毒だろうと思われる
ただし、地球が誕生して以来の長い時間ずっと存在しつづける物質であるために
生物はある程度対応する仕組みも備えていると考えられる

細胞内の濃度を高めることで血中濃度を下げ、血管内壁に対する放射線のダメージを
軽減する効果がある点については、細胞がカリウムポンプという仕組みを持っていて
カリウム濃度は細胞内のほうが高く維持されるという点に着目した解釈で
数値的にも >>337 で確認したとおり、効果はあると考えられる

放射性元素はいろいろあるが、人体内での振舞いは元素特有なものとなる
ただ、基本的にはカリウムポンプのような仕組みがない他の元素は
血中濃度と細胞内の濃度が近いか、あるいは細胞に使われない物質ということで
ほとんどが血中に存在するかのいづれかであろうと推測する

つまり、放射性カリウムは人体内4000ベクレル中、血中にはおよそ20ベクレル
他の元素は、人体内4000ベクレルあれば、血中には200ベクレル〜4000ベクレル
の範囲だろうと考えられる

血管への影響という視点でみると、人工の放射性物質は放射性カリウムの10倍
(人体内の総ベクレル数比較)であると考えられる
これが、循環器系疾患が大幅に増えている事実とも符合する仮説

すい臓に集まりやすい放射性イットリウムと、すい臓関係の疾患増加の関連のように
循環器系疾患の増加は、人工の放射性物質の増加と関連があるだろうという考え

カリウムが多い食べ物は毒か?という問いに対しては体内でカリウムの濃度は
一定の範囲に保つ仕組みがあるので、多く摂取しても多く排出される結果となり
毒性が高いわけではないと考える