>>452
>そして、有害物として扱っていないが故に人体内への蓄積が起こる、と考えています
この考え方で有名なのがマンガンで、脳血管関門を通過して脳内蓄積が発生します。

例外があります。有害物として取り扱っているために蓄積が起こる例。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%AD%E3%83%81%E3%82%AA%E3%83%8D%E3%82%A4%E3%83%B3
http://www.teikyo-jc.ac.jp/jyoho/periodical_pdf/journal2014/journal2014_61-65.pdf
内 >ラスター別の構成要素の特徴から、肥満を特徴づける「脂質異常(クラスター1)」は、「メタボリックシンドローム」「セルライト」などの脂質異常等の病気との関連が見られた。
より、脂溶性有害物が脂肪に蓄積して、有害だから分解されず蓄積されたままになる、ことが考えられます。
脂肪代謝障害(先天性障害)で、皮下脂肪として代謝されない脂肪分がたまるということが報告されています。
水銀やヒ素は皮下脂肪に蓄積します。
有害物の種類によっては、体内に蓄積するとで急性毒性を抑えるという作用があります。
一般論としては御指摘の通りですが、クラーク数が小さい有害物に関しては体内蓄積が起こる傾向があります。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%AF%E6%95%B0 
多分、海老原充「クラーク数―消えゆく数値?」、『化学と教育』第46巻第7号、1998年、 428頁。より

肺蓄積したウランの場合、毒性が強すぎて捕植した白血球がほぼ移動できず、その場で死んで、結局肺内リンパ節にウラン粒子が蓄積する、という傾向が見られます。
ICRP30 で、肺からの排出時間が遅い物質の場合に、対外排出を担当する細胞が機能せず、その場で蓄積することが予想されます。

鉛などの重金属の場合に、腎臓尿細管で再吸収しない、という現象が見られます。したがって、生体では有害物として認識しています。
しかし、「再吸収しない」という現象は、再吸収を担当しているポンプに蓄積し、ポンプ機能を消失させることで発生します。
ホ゜ンプ機能の復旧は、アポトーシス(細胞自殺)と細胞再生に依存していますので、かなり長期間腎臓に蓄積することとなります。

>人体が有害物質と誤認した結果起こる病気で
般化 https://kotobank.jp/word/%E8%88%AC%E5%8C%96-117849 として知られている現象です。
ただし、心理学・精神医学の分野ですから、「相関係数が0.5もあってほぼ間違いない」業界です。0.95位ないと危険率5%で有意になりません。
放射性物質を使った実験は、その毒性等から厳しく制限されて(昭和半ばの実験の追跡試験をしようとしたら許可が下りなかった等)、IAEA等の対応が変わらない限り、明らかにはならないでしょう。

カリウムは、殺畜剤として、安楽死としてよく使われます。
高カリウム血症として病名が定義されているので、徐脈がみられる患者で、かつ、高カリウム血症でない患者は放射能の影響ではないかと思っています。
神経細胞に吸着するだけで、イオンポンプ等の酵素機能が停止しますから、測定できない程度の微量で影響が出ます。