福井県の高浜原発 大型クレーンが建屋に倒れる

20日の夜、福井県の高浜原発で高さ100メートルを超える工事用の大型クレーンが、
使用済み燃料プールがある建屋に倒れる事故があった。

関西電力によると20日午後9時50分ごろ、原発の構内で大きな音がしたため、
職員が現場を点検したところ、高さ100メートルを超える工事用の大型クレーンが、
使用済み燃料プールなどがある2つの建屋にもたれかかるように倒れていた。

この事故で建屋の屋根は変形したものの建物内への落下物はなく、
燃料プールにも影響はなかったということで周辺の放射線量に異常はない。

発電所の当時の最大瞬間風速は約15メートルで、関西電力では、
現場の安全管理に問題がなかったかなど詳しく原因を調べている。