>>76
 まず、公式資料の原爆168発分のセシウムは、直接大気中に放出された分だけで、
直接海中に放出された分は入っていない。

 核燃料は核分裂前にはほとんど放射能を発しないが、一度核分裂すると、
以後は猛烈な放射能を発する様になる。広島型原爆に使われた核燃料のうち、
実際に核分裂を起したのは800g〜1kg程度。
 これに対して、一度でも動作させた原発の炉内核燃料及び使用済み核燃料は、
いずれも核分裂後の核燃料であり、猛烈な放射能を発している。
 広島型原爆に使われた核燃料のうち、核分裂をおこさなかった分は、放射能が
小さいので誤差程度として扱い、核分裂後の1kgの燃料を原発と比較した場合、
3号機の使用済み核燃棒は1本184kgだから、(184kg×514本)/1kg=94576発分
 実際には吹き飛んだ使用済みMOX燃料が全て粉々になり飛散した訳ではなく、
ある程度の塊の状態のまま多くが海に落ちたと考えられるので、仮に94576発分
の放射能の半分が粉々になり海や陸に放出したとしてもかなりの数になる。
 また、メルトダウンした1〜3号機の炉内にも同レベルの核燃料があり、
その一部が大気中及び海中に放出されたとすると、前記の少なくとも
7万2千発分の放射能という試算は大げさな数値ではないことが分かる。

 >>75のソ連は旧ソ連領の意味、ネット上ではロシアの専門家で出てるけど、
日本ではソ連崩壊後、ソ連=ロシアと思っている人が多く、実際には12共和国
のうち、どの国の専門家なのか調べられなかったので、お茶を濁してソ連と
書いておきました。