http://f.hatena.ne.jp/warbler/20120702013924
http://f.hatena.ne.jp/warbler/20120630085021

福島の原発事故で最も多く放出されたXeは希ガスであり、上空に飛んでいったまま地上に降下してこないのと、
化学的に不活性なので生物体内に積極的に取り込まれて濃縮したりということもないので、人体への影響は無視できます。
揮発性元素、中程度の揮発性元素、難揮発性元素の量ともチェルノブイリ事故の多さが分かります。
福島の原発事故では広島の原子爆弾よりも揮発性元素(I、Cs等)は多いですが、中程度の揮発性元素、
難揮発性元素は広島の原子爆弾の方が多いです。
難揮発性元素がチェルノブイリ事故で多く放出されたのは、原子炉そのものが爆発した事により、
燃料棒ごと大気中に撒き散らされたことによると考えられます。
一方、福島の原発事故では原子炉そのものは大きく破損せず、
揮発し易い元素が中心に放出されたのがチェルノブイリのケースとは大きな違いとなったと考えられます。