>>519


阿弥陀を拝んでいればいいというのがそもそもの間違い。阿弥陀はイエスでもキリストでもありません。アミダもマタラと同じくミトラの別名です。ミトラはイエスでもキリストでもありません。

「摩多羅(マタラ)神は謎の神で、大黒天(マハーカーラ)だとか、母天(マートリ)であるという説もありますが、蓮池利隆(中央アジア仏教史)は、ミトラ神説を唱えています。名前が似ていること、牛と結びついていること、死後審判の神という点で、ミトラ神の性質と一致します。
摩多羅神は、天台宗の円仁が伝えた神で、それが広隆寺に伝わったとされます。天台宗では、常行三昧堂(念仏堂)の後戸の神、つまり、阿弥陀仏の権現・守護神です。阿弥陀仏(=無量寿仏)は、もともと無限時間神ズルワンであると考えられるため、ズルワンの権化であるミトラ神の性質と一致します。」
(日本の弥勒信仰)

「阿弥陀仏の出自はなんなのか。阿弥陀仏はAmitabha(無量光)、Amitayus(無量寿)の音訳だ。阿弥陀仏は大乗仏教で登場した「ホト ケ」で、原始仏教とは無関係。その起源はゾロアスター教(拝火教)のイラン系の信仰に由来する。光明の最高神アフラ・マズダーが無量光如来、無限時間の神 ズルワーンが無量寿如来の原形である。
 西方極楽浄土は、ゾロアスター教の起源であるイラン地方、もしくは古代バビロニア地方が背景になっていると推定される。阿弥陀の本籍地は日本から見ても遥か西方のイラン地方なのである。
このように、ミトラ教やゾロアスター教の来歴をひも解いてみると、ユーラシア大陸奥地で発生した宗教が陸や海を経て伝搬し、幾多の習合を通して、極東の島国日本にたどり着き、密やかに定着していることが分かる。」
(松下博宣のガレージ兼書斎:松下博宣。大学教授。アウトサイダー放浪者、サイクリスト、研究者