松本自証老師のHP『無為真相』より


悟りとは・・・

事実は今、即、確実にこのとおりだけれども、考えで迷っているということです。ということは、事実を考えで変えることなく、事実が事実のとおりに、明確になればよいということです。事実が事実として明確になるのが悟りです。



元々今あるとおりの内容・様子がそのまま真相だったと明確になっただけですから、何かに成ったわけでも、何かを得たわけでも、何かを滅したわけでもありません。



ですから、一度明確になったら、元に戻ったり、徐々に深まったり、しません。また「カアカア」は「カアカア」ですから、悟りに浅い深いはありません。何らかの体験の後、迷いが生じ始めたら、明確になるまで、修行(無為に坐る)すればよいだけです。不明な場合は、ご質問ください。



修行とは・・・

既に今の内容・様子が真相なのですから、自ら意図的に何かをする必要がないということです。ですので、坐る時は、今の内容・様子のとおりに、無為(方法や手段を用いず)に坐るということです