7.ローマカトリック教会は新約聖書の解釈を独占し、信者を無知蒙昧のままにしておくことで権益を拡大し、権力を強化してきたのであり、古代・中世のヨーロッパにおける識字率の低さは、ローマカトリック教会がいかに知(グノーシス)を恐れていたかが理解できる。
パウロは自分の神学がローマ帝国による異民族支配に役立つことを知っていたのである。
パウロのカトリック神学は、まさにヘロデ王家とローマ帝国のための宗教であり、この事実を「迷える子羊たち」に悟られないためには、存在しない狼や悪魔や敵が必要なのである。