23 楽我【今月の苑歌】
【今日の苑歌】
今日蒔きて明日の稔りはなきと知れ
 学び修めるわざもそのごと

【教主注釈】
今日蒔いて、明日の稔りはない。少しばかり教えにふれて、全部わかった−と思うことは大変な間違いである。


種まきは信者であることを伝えて、勧誘しようとする前段階を言います。カルトはその組織内でしか通じない言葉を使い、信者に選民意識を植え付けます。
勧誘して否定されて、それでも修行ととらえて相手の身になってお救(たす)けしていくのが建前です。お救けも勧誘を置き換えた独自用語です。
建前とは裏腹に、信者は霊による因縁にどう倒されるか分からない妄想を植え付けられます。そして、お力は実践しなければいつまでも続かないと言われて、お力を失われる妄想も植え付けられます。
そうやって修行が進むと、教えを否定する者に怒りを向け、どこまでも攻撃的になる兵士の如く、秘密裏にモラハラを実践するようになります。そして、どこまでも教えにとって都合よく考えるようになります。