諸法実相
(仏道を学ぶ者は、次のように)知るべきである。
「実相」は、仏祖によって一人から一人へとまっすぐに伝えられてきたいのち(正脈)である。
「諸法」とは、どこまでも〔真実を〕究め尽くしていく、
「ただ仏と仏とみ(唯仏与仏)の現成である。
「ただ仏と仏のみ」とは、
いまここにこのように現れ尽くしている(如是)仏のすがた(相好)にほかならない。