諸法実相と諸法無我

諸法無我・・・三法印の一つで、あらゆる現象は因縁により生じ実体がないという仏教の思想

諸法実相・・・羅什訳の概念で「青目釈中論」「妙法華」「小品般若」「大品般若」「維摩経」
       「大智度論」にみられ、あらゆる現象のありのままの真実の姿という大乗仏教の概念
       これの解釈について三論宗は有と無とを破す空理を諸法の実相とし、
       天台智は三重を立て、初重で因縁所生の諸法がそのまま空であるとし
       二重で空と有とを諸法、中道第一義諦の理を実相とし
       三重であらゆる差別の現象がそのままで諸法で、三諦円融している
       真実の在り方を実相としている。

つまり・・・略