「不貞」という言葉を用いて、それに対して人間がどのように捉えるかを
精神の成長段階に応じて、適当に書いてみる。これを己の心に照らして見ればよい

1、自我の多い者は「浮気は悪」と定めたがり、不貞な行為は不潔なことだと捉えたがる
その理由は、独占欲や嫉妬などの自我の訴えを肯定したいが為に、そう言うのぢゃ

2、理解力のある者は「浮気も経験」と流す。不貞と呼ばれようとも、肉欲および自我の
その存在を認めて受け容れるからぢゃ。あとは本人の心の折り合いの問題になる

3、慈愛ある者は「浮気も本気もない」と言う。本来ならば、誰かが誰かと愛し合うなり
お互いの了承があれば、性欲処理など自由にすれば良いではないか。としか思わない

悟った者は「1、2、3のような者らがこの世におり、因と果を織り成してる」と観る
感覚的には3であるが、すべてのことに清浄も不浄も無いと知っておる

(-人-)