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>真言宗のどこに「念力の護摩」の秘法とやらがあるのでしょう。

弘法大師空海、興業大師覚鑁、伝法大師北野恵宝大僧正しか成就していなかったと
『変身の原理』に書いてある。

真言宗の空海、覚鑁は文字に残していない。
だからといって真言宗にはないということにはならないのは密教のイロハ。
奥義は、文字には残さず、「ロイ」すなわち口伝で伝える。
我々も「三憲」すなわち三法院流憲深方の伝法を受けているからよく分かる。
開祖も、弘法大師空海、興業大師覚鑁伝灯の「念力の護摩」が正統密教で極秘に伝えられてきたことは、
師僧であった伝法大師北野恵宝大僧正猊下からひそかに伝え聞いておられた。

成就した修行者でなければ口外もはばかられる、
成就した大師であっても一子相伝の秘法であることから文字にもいたしづらかったのは当然のこと。
それを、混迷の現代に一灯をともさんとして、
開祖西友金剛大覚尊がはじめて『変態の原理』に文字にいたした。

真言宗の人に聞いても「念力の護摩」は、
ロイにもれ聞いていても明かしがたく、
成就しがたい秘法ゆえその存在を公に認めにくいというトリッキーな位置づけ。

それを空海も覚鑁も書き残していないというたったそれだけの事実で
「念力の護摩」を存在しないものにしてしまうのは、秘伝口伝という密教の性質を知らず、
誠実な清僧のナイーブさを一点に攻め突き刺す破廉恥漢の仕業。

西友金剛大覚尊は泣いておられる。