本日の『manna』ルカ22:14-20
過越の食事

みことばを味わおう より

🌿「これは、あなたがたのために与えられる、わたしのからだです。わたしを覚えて、これを行いなさい。」(19節)

過越の食事で出されるパンは「マッツァ」と呼ばれる、イーストの入っていない大きな薄いクラッカーです。
マッツァには、
(1) イーストが入っておらず (罪がない)
(2) 焼き色の筋 (むち打ちによる傷)
(3) フォークなどで開けた小さな穴 (くぎとやりによる傷)
があります。つまりマッツァはイエス様のからだを象徴しているのです。

過越の食事では特別に3枚のマッツァ (三位一体の神) を取り分けて、麻の布に包むか布の袋に入れておきます。
◾メインディッシュの前にこのうちの真ん中の1枚だけを取り出し (イエス様が地上に人として来られた) 、
◾半分に割り (イエス様の死)、
◾半分に割られた大きいほうのマッツァを別の布にくるんで家のどこかに隠します (埋葬)。
◾そして、食事の後にこの隠しておいた半分のマッツァを取り出し (復活)、
小さく割ってデザートとして食事の参加者全員に配ります。
※ 聖餐式で私たちが頂くパンは、復活されたイエス様のからだです。


🌿「この杯は、あなたがたのために流される、わたしの血による、新しい契約です」(20節)

過越の食事では4杯のぶどう酒が飲まれます。
17節の杯は文脈から「祝福の杯」と呼ばれる第1の杯と思われます。
そして20節の杯は第3の杯で「贖い」を意味します。
イエス様の血によって罪が取り除かれ、新たな契約が始まりました。
※ 聖餐式で私たちが頂くぶどう液は、贖いの杯です。