ちなみにフェリオクエのカトリックの立場は以下
cccから引用

聖霊に関する使徒伝承の信仰は、381年にコンスタンチノープルで開催された第2回の公会議において、わたしたちは「主であり、生命の与え主である聖霊を」信じます、ということばで宣言されました。
教会はこれにより、父を「全神性の源泉と起源」として認めます。
とはいえ、聖霊の永遠の起源は子のそれと結ばれているのです。
「わたしたちは、聖霊が三位一体の第三のペルソナであり、神である父と子と一体であるとともに、同等であり、唯一の実体、唯一の本性を持つ神であることを信じます。
……しかも聖霊は、ただ父だけの霊でも、子だけの霊でもなく、父と子との霊と呼ばれます」。
教会のコンスタンチノープル会議信条は、「聖霊は父と子とともに拝み、あがめられる」と宣言しています。

信条の西方教会伝承は、聖霊は「父と子より出で」と宣言します。1438年のフィレンツェ公会議は、これを次のように詳述しました。
「聖霊は……その本質およびその実体は父と子からであり、両者から、あたかも単一の根源から、一つの息吹によって、永遠の昔に発出したのです。
……父は、父であることを除いて、自分のすべてを自分のひとり子を生むことによって与え、子は父から永遠の昔に生まれ、この父から永遠の昔に生まれた子から聖霊が永遠の昔に発出したのです」。

(父)と子よりという文言は、381年のコンスタンチノープル信条には出ていません。しかし、古い西方ならびにアレクサンドリア伝承に従い、教皇聖レオがすでに447年に、これを教義として公言しました。
これは、ローマ教会が451年のカルケドン公会議で381年の信条を知り、受け入れる以前のことでした。
そして徐々に(8世紀から11世紀の間に)ラテン典礼ではこの語を信条の中に入れて唱えるようになりました。
ラテン典礼でニケア∙コンスタンチノープル信条の中に(父)と子よりが導入されたことについては、今日でも、東方教会との論争点になっています。