怒りは表層でしかない。

自己をよく観察していない者には分からないだろう。

ひとつのパターンをあげてみよう。
何故怒りが込み上げて来るのか?
それは潜在意識下にある。

怒りの裏には不安が隠れているのだ。

自身のなさ

劣等感

認めてもらえない事への恐れ

それらはしばしば傷付けられた子供時代の
記憶とリンクしている。

つまりこのパターンでいう怒りは傷付く事を恐れたあなたの中の子供が蓋をしてそれとは
気付かないままに
かんしゃくを起こしているのだ。

この様にほとんどの場合怒りは不安の裏返しであり、不安とは恐れ以外のなにものでもない。

そして究極的に言えば怒りは
死への恐れなのだ。

死ななければならない理不尽さ。
そして死んで行く事への憤り。

人が死を悲しむのもそれらの恐れ
すなわち怒りから悲しみがわき起こる。

恐れてはならない。

よく見なさい。

よく見る事がブッダの教えだ。