>>206
日本も仲よくなれたら良いですね。

大戦が終わり、満州からの引き上げ難民が38度線で足止めされた
苦難の手記を読みました。作者は藤原テイさんの言うご婦人。幼いお子三人を
連れての逃避行。38度線を夜陰に紛れて徒歩の山越え。途中で高熱を
出した6歳の男の子を十字架のある病院へ連れて行きました。医師は
この注射を打たなければこの子は助からない、と。
「そんなお金がどこにあるのですか、」思わず大声を出した彼女に医師は静かに
「奥さん、私が何時お金を下さいと言いましたか?」
やがて米軍指揮下の南朝鮮(現コリア)のたどり着き救われ懐かしの故国に
帰国することが出来ました。

後の藤原正彦お茶の水女子大学教授、著書「国家の品性」

心に残るエピソード、いつまでも忘れません。

なお当時の南朝鮮ではアメリカ軍が進駐して来ていて大戦後の混乱の中でも
秩序が正しく保たれていたと。