≪なかなか理解できない生命の「心」≫    

 世界には数あまたの宗教がありますが、ほとんどの教えでは「創造主」「唯一絶対神」「真我(アートマン)」「永遠の魂」といった、
何か永遠に変化しない実体・絶対的な存在がある・いると教えています。
それほど信仰心のない一般の人々も、それをなんとなくボンヤリと信じていて、
「神を信じていれば永遠の天国にいけるのかなぁ」とか「 自分には魂があるのかなぁ」とか思っています。  
 日本の主要な宗教である大乗仏教でも同じことです。
「創造主」「永遠の魂」などと言う代わりに「如来蔵」「仏性」「法身」、
日本の宗派仏教になると「大日如来」「久遠実成の仏陀」などと言葉を作っていろいろ概念を入れ替えるのですが、
結局は「真我」とか「魂」とか、何か永遠に変化しない実体・絶対的な存在がある・いると考えているのです。