つまり言語脱落とは、「本質」脱落を意味する。
そして、こうしてコトバが脱落し、「本質」が脱落してしまえば、当然、どこにも裂け目のない「存在」そのものだけが残る。
(井筒俊彦 意識と本質−精神的東洋を索めて)