霊操(心霊修行)イグナチオ・デ・ロヨラ著 門脇佳吉訳・解説 
 青820−1岩波文庫620 定価620円(本体602円)

・・・ 四、聖書はイグナチオの使っている
スペイン語訳(ブルーガタ訳(ラテン語))のスペイン語訳と
言われている)を尊重し、新共同訳(日本聖書協会、一九七八年)、
フランシスコ会訳(フランシスコ会聖書研究所、一九七九年)を
参照しながら、独自に訳した。
・・・イグナチオは、
・・・高貴な女性(カルロス五世の妹カタリーナだと
言われている。絶世の美女であった)に憧れ、陰ながら、
この貴婦人に仕える事を夢見ていた。・・・
武勲を立てることに夢中になっていた。・・・
その後・・・ナバラ王に仕え・・・
フランス王フランソワ一世は・・・首都パンプローナを攻め・・・
・・・降伏せず・・・砲弾に倒れ、重傷を負うと、・・・陥落した。
・・・敬意を表し、彼の傷に応急処置を施して、
彼をロヨラ城まで送り返した。
・・・応急処置が悪かったので、大きな手術を受けたが、・・・
死ぬほどの苦しみを・・・味わったが・・・回復に向かった。
・・・代わりにルドルフォ著『キリストの生涯』と
ヤコボ・ア・ヴァラツェ著『聖人たちの華(黄金伝説)』という聖人伝の
二冊が与えられた。・・・
・・・パリ大学勉学中に『霊操』の大部分が完成された。・・・
人文主義・・・イエズス会を創設し・・・[同じナバラ王国の同志
バスク人ザビエルが宣教で日本に来る事となった。
そして、この事が日本カトリックの原点となった。・・・]・・・