>>514
葬式が済んで納骨です。

墓石が沢山並んでいます。
親類の墓にも線香を立てるように言われ墓石をめぐりながら
この下には幾人の人たちがいるのだろうとおもいました。

まだ、足し算引き算しかできないころです。
60を何回引けるだろうか、30で引く方がいいのか考え込んでいると
「この下には誰もいない」という声が聴こえたように感じました。

そうでした人は生まれ変わって来るのでした。
そうでしたそうでした。
そのようにして少しずつ思い出すことを助けてくれる何者かがいるのです。

霊を信じられない方には何を言っているのだと思われるかもしれませんが
教えてくれる何者かがいるのです。
小さい私は「胸のところにもう一人の自分がいるんだ」と自然に受け止めていました。

宗教を信じられるということにはそうした目に見えない心の動きの積み重ねの
結果として導かれていたように思っています。