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日蓮が受け継いだ比叡山山伏の発想、山法師。


>まず、歴史的な背景を辿りますと、ドラマの中でも幾度となく登場する山法師の強訴(ごうそ)。
これは延暦寺の宗徒が都へ訴えを起こす時に神輿を担いで行くわけですが、
この時に担がれていた神輿は日吉社の神輿です。

天台宗の開祖伝教大師は日吉大神に対して護法神となって頂くことをお願いされ、
また都にとっても比叡山は鬼門を守る要所。
そのような中で山法師たちは護法神であり、都の守り神でもある日吉大神様にお遷り頂いた神輿を担いで朝廷に強訴に行くのです。

神仏に崇敬篤い天皇さまをはじめ、公家武家の諸侯方は神罰を恐れむやみに手が出せない状況となったそうで、当時絶大な力をお持ちであった白河法皇をして、
「天下の三不如意」(世の中にある自分の思い通りにいかない三つのこと)の1つとして「山法師」を挙げられております