【題:幸福実現党政治団体収支報告書を素直に解釈してわかる、宗教法人からの借入に関すること】

【結論】
1.2014年。宗教法人からの借入金111億円と「翌年への繰越額」(=期末現預金残高)19.9億円との差額91.1億円はすでに費消、手元になく、返済不能な状態に。
2.2015年、2016年.宗教法人への借入金返済を実施(年間20億円前後)。その年に行われた宗教活動「法輪輾転・祭政一致研修」による新たな現金収入
(年間21.7億円)が頼り。⇒「まさにタコが自分の足を食っているという構図」(やや日記事より)

【詳説開始】
<2009年以降>
必要な現預金の大半を、宗教法人からの「借入」で賄ってきた。巨額の「寄付」は法律で禁止されているため「借入」で処理。
なお、「借入」を「収入総額」の欄に含めて計上しているため、明らかに複式簿記ではない。「収入総額」欄は単式簿記での「現預金入金」に相当。
したがって収支報告書上の「翌年への繰越額」は「期末現預金残高」に相当する。これが一番大切な事実。
<2014年>
期末に、宗教法人からの借入金残高は111億円に達したが、返済できる現預金のほとんど(91.1億円)を費消しており手元にはない(「翌年への繰越額」が19.9億円しかない)。
※2014年
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/contents/151127/1158000114.pdf
<2015、2016年>
このままでは借入金残高が増える一方で非常にまずい。
そこで「借入」に頼ることをせず、2015年から新たに、(宗教法人ではなく)幸福実現党で「法輪輾転・祭政一致研修」を実施し、
それで入金した現金(毎年21.7億円)を使って、年間20億円前後、宗教法人にコツコツ返済している。
(ちなみに2016年データでは地方組織の借入金1億円前後も返済している)