さまざまな経典を読みあさり、それをぺらぺらと説き散らして高僧ぶってはいるが、
内心はさながら夜叉。

常に妄念妄想のために心は騒がしくうるさいばかりである。
ちょっとした書き込みや、日常の吉凶栄辱にも煩悩、邪見が次から次へと競い起こってくる。

これらはすべて、取るに足らぬ小見にうぬぼれて、聞きかじりの学問が少しばかりあるのを誇って、それを大それた境地と思い上がっている連中の成れの果てである。