もしも、本当にすべてダメだというならば真言宗の始祖である弘法大師/空海その人自身が、
密教の正式な灌頂と三昧耶を受けずに何者かにより虚空蔵求聞持法を教授されて、
これを修習したなどということが自体が歴史的にあり得ないこととなる。
当時の空海ならば、たとえ己れがそのことでもしも地獄に堕ちると聞いたとしても、
それでも本望だといって密教の法を求めて自ら修得したに違いない。

【『摂真実経』下では、「越法罪は五逆罪よりも重く、
地獄に堕して出期(しゅつご)することがない」とまで説いている。】(wikipedia)

こういうのはあくまでも脅しです。
仏教を説かれたブッダ御自身の教えには真言陀羅尼の指導などはもちろんのこと、
それを教えたり唱えただけで地獄に堕ちるなどというものはぜ接待にありませんから。
それはつまり、誰でも安易な気持ちで手を出すことなく、
こうして法が誤って流布されていくことを防ぐための方便として密教が説いたもの。
密教は確かに深遠なものとして挑むべきものであるし、その中には誤解を招くような難解かつ高度な教えもあり、
また伝承されてきた真言陀羅尼の中には、自身や周囲に霊的な危険を及ぶ類のものもあるので、
準備とその資格に達した者でなければ破滅を招くからです。

よくある何でもダメ的な風潮はすべて間違っています。
以下のリンクをよく読んで正しく理解すべきです。

参考:■越三昧耶(越法罪)について
http://www.horakuji.hello-net.info/lecture/sila/samaya-sila.htm