(つづき)
しかし私たちが誤解してはならないことは、キリストの福音は使徒たちを越えて再解釈と変化を続けるものではないということです。
聖霊が使徒たちの教え(IIテサ 2:14-45、ロマ 6:17)の基礎であり、教会はこれを人間の言い伝え(コロ 2:8)とはっきり区別して来ました。
カトリック教会が使徒たちに由来する聖伝と、その後の時代の神学や掟などの諸伝承とを区別しているのもそのためです(カトリック教会のカテキズム 83、カトリック要理 48)。

ローマ教皇といえどもその教導権は 「神のことばの上にあるものではなく、むしろこれに奉仕し、伝えられたことだけを教えるのである」 と述べられている通りです(神の啓示に関する教義憲章 10)。
ですから現代の司教や司祭だけでなく、多くの活動的信徒による宣教奉仕も、すべてはイエス・キリストの出来事に由来する使徒の証しを継続するために存在することを、理解しましょう。

父なる神の右に着いておられるキリストは生きておられます。
ですから使徒たちから伝えられた福音も、教会が受け継いで来た古い福音でありつつ、しかもいつも新しい福音なのです(Iヨハ 2:7-8 参照)。

・・・・・ 以下、本文参照。
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