🌟 明日を変える言葉B

 富について、よい信念を持っているか。

目の前に展開しているものについて、
「これは、自分が望み、願っていたものである」ということに、
本人自身は気がついていないことが多いのです。

なぜかというと、心の奥底(潜在意識)では、
繰り返し、それを思っているのに、
表面意識では違うことを考えているため、
「自分が考えているものとは違う」というように見えるからです。

しかし、周囲の人たちから見れば、
「あの人は、自分が思っているようになっただけなのではないか」
と思えることはよくあるのです。

「もっとお金儲けをしたい。お金持ちになりたい」
と口では言っていても、
ほかの人が観察すると、そのようには見えない人も大勢います。
「この人は、本当に、お金持ちになりたいのかな。
豊かになりたいのかな。
そのわりには、言っていることや、やっていることが、
どうも違うような気がする」と感じられるのです。

お金持ちになりたいのであれば、富を憎んではいけません。
「豊かになる」ということを憎んではいけないのです。
また「成功する」ということを悪いことだと考えてはいけないのです。

口では「お金持ちになりたい」と言っていても、
心の奥底で成功を否定していると、あとで「言い訳」ができるような、
何らかのつまずきが起きてしまい、結局、お金持ちになれないのです。

例えば、「もう少しで事業が軌道に乗る」というときに限って、
病気をしたり、事故が起きたり、何らかの邪魔が入ったり、
ライバルが出てきたりして、うまくいかなくなる場合があります。
これは、事業が軌道に乗ることを心の奥底では願っていなかったのです。
思いが徹底していないわけです。

信念が弱く、
「考えれば現実の力になるのだ」ということが、
信じ切れていないのです。
このことは、そう簡単には分かり切らないため、
少しは思っても、強く信じることが、なかなかできないでいるのです。