様々な渡来モデルが提唱されているが、
一般的には埴原和郎の「二重構造モデル」が良く知られていよう。
この説は「もともと日本列島には
アジア南部に由来する縄文人が広く住んでいたが、
弥生時代になるとそこに、かつては中国東北部にいた
ツングース系の人々が朝鮮半島経由で流入した。
その結果、彼らの影響の及ばなかった
日本の南北両端の琉球人と北海道アイヌには、
共に縄文人的な特徴が残った」、という考えである。