また、お膳もそうですが、食器洗い用の桶にスポンジに至るまで、すべて御先祖様専用がいります。
上下(かみしも)の区別をつけ、掃除用具も専用が居るし、手袋を着用して位牌は触れるようにします。
そして、用具もそうですが、食材に至るすべての物にお浄めをします。
洗濯物も別洗いにしなければいけません。
当然、オミタマをつける下着も一緒に洗濯機では洗えません。
干す場合も別途ハンガーを用意し、決して足より下につかないようにします。
清潔に片付けられたテーブルの上で作業をします。
これを来る日も来る日も繰り返し、何十年とやっていくわけです。
入浴の時以外はオミタマは付けて居なくてはいけません。
銭湯もプールも健康診断もNGです。
このキチガイじみた作業を、ずっと繰り返していくわけですが…自身が無ければ止めておいた方が良いでしょう。
研修受けたら終わり…ではないのです。
その後がとても大変な決まりごとに従い、則って行かなくてはなりません。
また、参拝時には必ずお浄め御礼と御玉串、月一回の霊線保持御礼と道場費を納めます。
これは組み手の義務ですので、費用もばかになりません。
当然ですが、祖霊祀りを終えたら、道場へ参拝して、御守護御礼と御玉串をあげます。
金額については、やはりお世話係と相談してください。
此処まで言えば、相当な金額が祖霊祀りに費用がかかる事がお分かりだと思います。
我が家でも30万円近い金額が一回の祖霊祀りで消えました。
たぶん、何処の家もそれ相応の金額をかけて行っていると思います。
試しに道場へ行き、先輩組み手にそれとなく聞いてみてください。
総額は其々の家で異なると思いますが、大体皆さん数十万円かけてますよ。