三位一体論のポイントは、「イエスは完全だったか?」だろう。

バビロン捕囚から解放してくれたペルシャ王も、メシア(キリスト)視されたくらいで、
神が、異教のペルシャ王を遣わして、アブラハムの民を解放してくれたと恣意的に考えたわけだ。
もちろんペルシャ王は神(完全な存在)ではないから、崇拝対象ではない。
ユニテリアン思想でのイエスも、メシア(キリスト)ではあるけど、人間でしかないから崇拝対象ではない。

ただの人間が修行した結果、神になったという考え方も、存在性の階層としてはマズイ。

三位一体論は、イエスキリストは神(初めから完全な存在であり、絶対者)であるという論だね。
まあ、イエスの神格化、絶対化だろう。
アウグスティヌスのせいであります。