0540アハさんパシル語 ◆Ahasanovfo
2017/08/02(水) 02:41:05.36ID:QamnnOBN試(こころ)みに挙(こ)す看(み)よ
本則
ホウ(ほう)居士、薬山を辞す。山、十人の禅客に命じて相送って門首に至らしむ。
居士、空中の雪を指して云く、「好雪、片片別処に落ちず」と。
時に全禅客というものあり、云く、「いずれの処にか落在す?」
士、打すること一掌す。
全云く、「居士また草々なることを得ざれ」。
士云く、「汝いんもに禅客と称せば、閻未だ汝をゆるさざること在らん」。
全云く、「居士そもさん?」。
士また打すること一掌す。云く、「眼見て盲の如く、口説いて唖の如し」。
雪竇(せっちょう)別して云く、初問の処にただ雪団を握って便(すなわ)ち打せん。