>>193の続き
なぜならば、人間界に生まれ変わるのは、狭き門だという設定なのでしょ?
悟りを開いたひとが輪廻から逃れても、
他に人間に生まれ変わってくる魂はたくさんいるのだ。
だったら、その生まれ変わったひとが、少しでも楽な人生を送れるよう、
社会に改善できるところがあれば、改善しておいたほうが良い。

輪廻する個人はリセットされるかもしれないが、
社会の「ミーム」は人間の寿命とは別に継続するからだ。

どんなに社会が豊かで恵まれていても、ひとの苦はなくならない。
何不自由ない王子様だって、苦から逃れるために修行したくらいである。
だったら、より快適な環境で精進すればいいじゃないか。

輪廻は社会の改善意欲を削ぐばかりで、無用な概念だと思った。
(以上)