碧巌録(へきがんろく) 第七十七則 雲門、餬餠と答う

試(こころ)みに挙(こ)す看(み)よ

雲門に問う、如何なるか 是れ超佛越の談。

門云く、餬餠。 』


〇 第七十七則 雲門餬餅 (うんもん こびょう)

本則・挙す、

僧雲門に問ふ、如何なるか是れ超仏越祖の談。

門云く、餬餅。 』


〇 僧、雲門に問う、如何なるか是れ超佛越祖(ちょうぶつおっそ) の談。

門云く、餬餠(こびょう) 。

偉い偉い高僧であった雲門文偃(うんもんぶんえん)の所に1人の僧侶がやってきました。
その僧侶が、雲門に尋ねました。「仏を超え、祖先をも越えるものとは何でしょうか?(悟りの境地とは何でしょうか?)」と。

雲門は「それは胡麻餅だ。」と答えました。  』

> 真理さとり とは、何か、と問われ、目の前にあったゴマモチだよ、と答えた。
またある時には、くその一本棒である、と言う。
とくに摩訶不思議なものが無い、一味平等の世界が、初関を透る、である。