昭和天皇が生前、木下道雄侍従次長に言われた発言
「わたしは神様に対して過ちを犯していたのかもしれない。日本が負けた原因もそこにあるのでは
ないかと思う。
天照大御神はおまえも知っているとおり和の神様、世界平和の神様である。それなのにわたしは
参宮し、大御前で日本だけの戦勝しか祈らなかった。これは間違いだった。戦争に負けたのは
天照大御神様がお怒りになったせいではないのか」
このように昭和天皇は戦争に対する責任を自覚されていたのである。
しかし、当時の東西冷戦という世相の中、天皇の責任問題は政治的に悪用されうる
風潮があったため、このような御発言は公には公表されなかったのである。