米空母、朝鮮半島近海に移動へ 北朝鮮の挑発行為に対抗

2017.04.09 Sun posted at 12:28 JST

(CNN) 米海軍の原子力空母カール・ビンソンが朝鮮半島近海へ向かっていることが9日までに分かった。

米国防当局者がCNNに確認した。

米太平洋艦隊の発表によると、カール・ビンソンを中心に編成する打撃群が太平洋軍司令部の指示を受け、

シンガポールから西太平洋へ移動している。オーストラリアへの巡航計画が変更されたという。

同当局者は、北朝鮮による挑発行為への対抗措置だと語った。

北朝鮮は最近、ミサイル発射やエンジン燃焼実験を繰り返している。

5日にも弾道ミサイルを発射したが、失敗に終わったとみられる。

この海域に米空母が派遣されること自体は珍しくない。米軍は周辺の不穏な動きをけん制する狙いで、

航空機などを定期的に展開してきた。カール・ビンソンも先月、韓国との合同演習に参加していた。