>>678
>口頭で伝えられないのはなぜですか?

祖師と云われる方々は言葉で(書物で)伝えようと苦労して下さっています。しかし、
本物の仏教書というものは普通の人が読んでも簡単には理解できないものです。
「臨済録」や「正法眼蔵」を読んでみて下さい。如何に難関であるかがわかると思います。
(読んで普通に理解できるような仏教書は本物の仏教書ではないということです。)

仏教というのは、「頭」ではなく「意識」が変化しなければ理解できないものですから、
「意識」を変化させるためにはどうしても「修行」が必要になるのでしょう。
私の師匠は「正師(悟った人・救われた人)」の言葉に触れ続けることが一番の修行だと
言われていました。「薫習・ 熏習(くんじゅう)」を受けて意識が変容して行くことによって、
少しずつ仏教の教えが(頭ではなく)「存在全体」でわかるようになって行きます。