一切衆生を救うのではない、大きなお世話です。
自分が心の安らぎを得られれば、周りの人々も心の安らぎを得られるのです。
仏教は灯火(ともしび)のたとえを使っています。
自分自身が心の安らぎに住していれば、それで充分です。
お父さんが落ち着いていれば、子供達も落ち着くんです。

お釈迦様の世界は進歩主義です。
しかしどのように進歩するか、適切な方法を知らないといけない。
お寺に若者が来てくれないからと、本堂でロックコンサートを開くと。
私は、この人たちは道を知らないなぁと思った。
彼らは「どのように変えるべきか」という、変え方を知らない。

日本仏教は変え方を失敗した。
変わらなくちゃいけないと思って変えたのですが、そのやり方を間違えた。
そこで「仏教なんかいらないんじゃないか」という話になって、お寺から人々が離れて、人々を搾取することしか考えていない、最悪の新興宗教が生まれてしまった。
http://naagita.hatenablog.com/entry/2015/09/18/071653