410.
片手の公案か。
それは片手の音が聞こえない、と知ることである。
そこで何で聞こえないか、を考える。
その答えが見性である。
聞こえないのは当然だ、と、その後を考えない。
だからして見性に至らないことになる。
見性したらば、どうなるのか。