私は、これまで多くのことを述べてきたが、本当に大切な事は
たった一つだけなのだ。それは、「願いを突き詰める」ということだ。
世界の現実に目を開き、「千年後に一体何を果たしたいのか」という
願いを突き詰めてゆくこと、これが最も肝心なことであり、誤解を恐れずに
言うならば、「これが全て」なのだ。

もし、自分ひとりで突き詰めることが難しいのであれば、「どうか私の
願いを明らかにして下さい」と神に祈れば、御助力を頂けるかもしれない。

願いが明確になってゆけばゆくほど、他の事柄は、それに伴って実現
されてゆくだろう。しかし、願いが不明確であれば、他の事柄は、どこかで
頓挫してしまうだろう。

自らの願いを突き詰めて明確にしてゆくこと…それは、自分一人で
完結できる問題である。あなたは、あなたにとって最大の恩人である
佳子先生の早逝を避けるために、この「たった一つのこと」だけ、
果たすことはできないだろうか?

それとも、この「たった一つのこと」すら、果たすことは嫌なのだろうか。