私は最近、モルモン教の教会に通っています。

モルモン教の宣教師たち(と言っても、統一教会でいえば、普通の伝道の前線メンバーに近い感じだと思う)は、
教会で生活の糧を得ているようです。
(ちゃんと確認したわけではありませんが、たぶんそうだと思います。)

しかし、彼らの上の人たち(たぶん、統一教会で言えば、教会長とか○○部長とかそんな感じ)は、
教会で生活の糧を得ているわけではなく、世の中で働きながら、教会の仕事はボランティアでやっているそうです。

つまり、モルモン教では、教会で生活の糧を得ている人たち(宣教師)は下っ端で、
上の人たちは、世の中で働いて生活の糧を得ているのです。
ちょっと、文民統制(シビリアン・コントロール)に似ているかもしれませんね。

一般論として私は、教会でまじめに働いている人が、教会から正当な給料を受け取ることは、決して悪いことではないと思っています。
しかし、昨今の統一教会の状況を考えると、モルモン教のやり方も、利口なやり方のように感じます。

私はモルモン教の宣教師に「再臨主はいつ来られるのですか?」と質問したことがあります。
彼は「間もなく来られると聞いています。しかし、具体的にいつ来られるかは分かりません」と答えました。
私は「そうですか」と言って笑いました。

そのとき私は、「ああ、この人たちは本当に純粋に、そして熱心に再臨主を待ち望んでいるんだな」と思いました。
そして、その再臨主を統一教会の幹部たちが殺してしまったことについて、
私は統一教会の人間として、モルモン教の人たちに対して申し訳ないと思いました。

統一教会は私を除名しましたが、そんなことはもちろん関係ありません。
私は統一教会の人間として、モルモン教の人たちに対して申し訳ないと思いました。