2014年(主日B年) 12月14日 待降節第3主日
イザ 61:1-2a,10-11  Iテサ 5:16〜24  ヨハ 1:6-8,19-28

「神から遣わされた一人の人がいた。 その名はヨハネである。 彼は証しをするために来た。 光について証しをするため、また、すべての人が彼によって信じるようになるためである。 彼は光ではなく、光について証しするために来た。」(ヨハ vv.6-8)

待降節第3主日には、私たちは毎年、洗礼者ヨハネについての福音書の証言を聞きます。
しかし彼は“光ではなく”(ヨハ v.8)、“メシアでもない”(ヨハ v.20)。
彼は “荒れ野で叫ぶ声である”(ヨハ v.23)。
彼は “来るべき方”(マタ 11:3)、すなわち ”光について証しするために来た”(ヨハ v.8)のであって、彼はその存在と使命をこの “来るべき方” に負っている。
そのように、待降節第3主日の福音のテキストは、実は共にミサをささげている私たち教会に対して、来たり給うキリストを証ししているのです。