次期警視総監レースは大詰め…警察庁の緒方禎己次長が一歩リードか

冬の足音が聞こえる季節を迎え、警視総監人事への関心が高まっている。警視庁は来年1月に創立150年という節目を迎える。その為、これを過ぎれば小島裕史警視総監(※左画像)の勇退が現実味を帯びてくる。小島総監の次の行き先は「内閣危機管理監との噂も出始めている」(警察関係者)という。小島警視総監の後任には、警察庁の緒方禎己次長が有力視されている。小島氏の1年先輩の為、総監就任が実現すれば年次が逆転する他、次長から総監というコースも異例だが、こうしたイレギュラーな人事は2018年にも前例がある。ただ、一部では渡邊国佳刑事局長の名前も総監候補として取り沙汰される。ここ数代は警備・公安出身の総監が続く中、渡邊氏は警視庁刑事部長や警察庁組織犯罪対策部長等を歴任した刑事警察のエース。「緒方氏の次」との観測もあるが、レースは大詰めを迎えている。