なっており、それらがさらに鉛直方向の海水の循環によって中層に沈むと考えられている。深海底がその終着点であるとすれば、これらの調査結果は、沿岸から外洋まで、表面のみならず中層から深海

に至るまで、世界の海全体にプラスチックが分布している可能性を示している。深海の汚染は、全海洋の問題を写す鏡なのだ。

さらに、それらのプラスチックが分解されて数ミリ以下に小さくなったもの、化粧品などに含まれるマイクロビーズ、フリースなど化学繊維の洗濯で出る繊維な

ど、微小なプラスチックの汚はことが分かりつつある。最近では北極海の5000メートル超の