今年の11月に南海トラフ地震がくる!  研究者など20人以上が出した予想とは? - ハピズム
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次に、科学者たちが予測する南海トラフ地震発生時期について見てみよう。
5月24日に政府の地震調査委員会が発表した新たな長期評価では、10年以内だと20%程度、20年以内で40〜50%と予測。
50年以内だと90%程度以上という発生確率となっている。

この予測では、はじめて「東海地震」単独発生説を否定し、東海・東南海・南海3連動の「南海トラフ地震」を前提としている。
これまで歴史を通じて東海が単独で揺れたことはないので、今までの想定がおかしかったと言えるだろう。
規模的には、「M8以上の地震が起こる切迫性はかなり高い」としている。

南海トラフ地震は、これまで90年〜150年の間隔で周期的に発生しているが、東海は前回の安政東海地震からすでに159年経過しているのに対し、
南海・東南海はまだ70年弱しかたっていない。
そのため、次の地震発生時期に関して科学者の間でも、まだ20年位は起きないとする説と、すぐに起きてもおかしくないとする説に分かれる。

東海・東南海・南海のこれまでの連動のパターンとしては、ほぼ同時に揺れる宝永地震型、数時間の時間をおいて揺れる安政地震型、数年間の間をおく昭和地震型のパターンがある。
「すぐ起きる」派では、以前の記事で紹介したロシアの地震学者アレクセイ・リュブシン氏が、2013年から2014年前半の間に、南海トラフでM9.0規模の地震が発生すると予測。
「しばらくは起きない」派では、高知大学の岡村眞特任教授が、2025年から2035年の間に南海トラフ地震が起こりやすいと語っている。
このように時期を明確に予測している科学者は、非常に少ない。

FM電波による地震予知を試みている北海道大学の森谷武男氏は、2050年以降に、東海地震が付随する南海トラフ地震が起きる可能性が高くなると予測している。